東京モーターショーに展示されていたスズキの新型スペーシア/スペーシアカスタムが、12月14日に発売になったのはご存知ですか?
スズキといえば「Sエネチャージ=マイルドハイブリッド」であり、これにより燃費向上、アイドリングストップからの振動や騒音がおさえられている現行車。
新型スペーシアもSエネチャージ装備で、ターボ無しでもスムーズ&力強い発進!
そんなSエネチャージ改良版が新型のターボにも採用されれば、ハイパワーと低燃費を実現することになり、人気ナンバー1のホンダN-BOXを追撃する車になるかもしれません。
12月14日に発売の新型スペーシア/スペーシアカスタムを見て行きましょう!
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スズキが12月発売する理由
Sエネチャージ採用するスペーシア/スペーシアカスタム(ここからはスペーシア1語で表記)はとても素晴らしい性能であっても、ルックスがイマイチだったのが販売不振の理由と考えます。
それを証明する2017年1月~12月の年間販売台数があります。
順位 | 車種 | 年間販売台数 |
1位 | ホンダ N-BOX | 218,478 |
2位 | ダイハツ ムーヴ | 141,373 |
3位 | ダイハツ タント | 141,312 |
4位 | 日産 デイズ | 137,514 |
5位 | スズキ ワゴンR | 114,711 |
6位 | スズキ スペーシア | 104,763 |
7位 | ダイハツ ミラ | 95,772 |
ホンダ、ダイハツから大きく離された販売実績から、スズキはこのように考えると思われます。
- 一位のホンダの半分しか売れてない、
- 早い時期に売上ばん回したい、
- 年間最大需要期の12月年末商戦に何としても間に合わせて発売する、
- 12月ボーナス商戦から翌年の3月決算期まで売り続けたい、
これらにより12月発売を決定したと考えます。
新型スペーシアの走りはワゴンR以上?
新型スペーシアには、ワゴンRマイルドハイブリッド(Sエネチャージ)の進化版が採用されました。
進化はEVクリープ走行制御(ユックリ走る)とよ呼ばれています。
内容は、アイドリングストップ中からブレーキべダルを緩めると10秒ほどのEVクリープ走行をするシステムです。
EVクリープ走行は10秒以内に限られても、アクセルを踏んでエンジン走行に移るまで有効&便利に使えます。
車のガソリン消費ポイントは加速時に強くアクセルを踏むことなので、電気の力だけで10秒間の出だしカバーしていくれるEVクリープはスグレモノとしか言えません。
EVクリープ含めマイルドハイブリッッド(Sエネチャージ)は、軽自動車の燃費に貢献するだけではありません。
軽自動車がターボ無しのノーマルであっても、パワーが必要な高速道路で太いトルクからの安心感をドライバーに与えることになります。
そんなマイルドハイブリッド+スズキ初のパワーモードも備わり、走り出しや高速道路合流では効果絶大とお考えください。※パワーモードは後で説明します。
次からは、新型スペーシアの使える部分を見て行きましょう。
新型スペーシア最大の特徴は
新型スペーシア最大のライバルはN-BOXしかありません。
新型スペーシア燃費性能はマイルドハイブリッド(Sエネチャージ)のおかげでN-BOXより優秀です。
改造部分は不人気理由ナンバーワンの顔を含む全体デザイン、そして車高を高くするN-BOXに近い積載能力が中心になりました。
新型スペーシアはこうなりました。
デザイン変更
スペーシアは元々が大人しい&優しい顔、言葉を変えると何か格好良くなかったのが販売不振の原因と言われました。
それを改善したカスタムZは勇ましい顔になりました。
そして新型のスペーシアカスタムも勇ましい顔に、そしてスペーシアは外も中も優しいデザインとなっています。
車高をアップした
軽自動車は全長&全幅は規定サイズで変更不可能なので、上へ伸ばして容積を拡大するしかありません。
同時に解放感の演出、車内の移動しやすさ等もN-BOXを意識したモノとなりました。
そんな新型スペーシアとN-BOXの車高を比較しました。
車高サイズ比較
N-BOX | 現行スペーシア | 新型スペーシア |
1790㎜ | 1735㎜ | 1785㎜ |
新型スペーシアは現行より50㎜も背が高くなり、N-BOXの1790㎜と同等、容積は大きく拡大されました。
低床を維持しながら全高アップ、そして室内の前後左右を拡大した使い勝手では乗降りの楽さ、積載荷物の増量にもつながります。
実際、N-BOXシリーズは発売当初から背が高く荷物が沢山積めることも人気の1つでした。
新型スペーシアはそれを十分に分かっているので、車内デザイン変更ポイントなどに気を配りました。
特にカスタムは内装がカッコイイので驚きました。
燃費はもっと良くなったか
現行スペーシアでもSエネチャージ効果で32Km/ℓの低燃費であり、N-BOX燃費27km/ℓより約20%近くも良い数字です。
発表された新型スペーシアの燃費は以下です。※JC08モード
2WDが30.0キロ〜25.6キロ
4WDが26.4キロ〜24.0キロ
これら新型スペーシア燃費は旧型より悪くなっています。
しかしマイルドハイブリッド(Sエネチャージ)により、トルク感は15%から20%は増していると言われます。
新型スペーシアは超高張力鋼板を多く使うことでボディ強化+軽ハイトワゴン最軽量モデルとなりました。
ターボ無しでもトルクアップ+ボディ強化+軽ハイトワゴン最軽量=ターボ無しでもシッカリ走るの方程式です。
それら重量比較です。
車種 | 車重 |
新型スペーシア | 850キロ |
N-BOX | 900キロ |
タント | 920キロ |
しかし、高速道路走行の試乗をしないかぎり多くはお伝えできません。
軽自動車全般に言えるのが、一般道での燃費はまあまあでも、高速道路では四角い箱型ボディの影響でスピードを上げる度に空気抵抗が2倍、3倍となり、結果的に燃費が落ちてしまうからです。
新型スペーシアでは高出力化したISG(モータ―機能付発電機)と大容量(以前と比較して)リチウムイオン電池搭載したマイルドマイブリッド(Sエネチャージ)に変更されました。
そのSエネチャージは高速道路運転では必ず効果を発揮するからです。
試乗レポートまで燃費はお待ちください。
新装備パワーモードがスゴイ
スズキ初となるパワーモードを採用し、アクセルを強く踏まなくてもシッカリ加速してくれます。
特に主婦や運転初心者がとまどう高速道路の合流では効果抜群の装備と言えます。
運転初心者はアクセルをオモイッキリ踏んだことは少ない、そうであればイザとなってもベタ踏みができない、危険、そうなります。
スズキは高出力化したISG(モータ―機能付発電機)を、スイッチ1つでパワーコントロール可能にしました。
パワーモードをONにしても、加減速がギクシャクするでもなく、割と自然に走れるます。
でも&しかし、強制的にパワーコントロールするので燃費には悪影響をしかありません。
従って、パワーコントロールは必要に応じて使うモノ、そうお考えください。
安全装置は改善されたか
現行(新型ではない)スペーシアでも優秀な安全装置が設定されているのには感心します。
し・か・し・全てオプション設定であり、最大のライバルN-BOXは全車に標準装備、これが運命の分かれ道とも考えられます。
そして下記が新型スペーシア安全装置です。
安全機能 | 新型スペーシア |
衝突被害軽減ブレーキ | 〇 |
誤発進抑制機能 | 〇 |
後方誤発進抑制機能 | 〇 |
車線逸脱警報機能 | 〇 |
ふらつき警報機能 | 〇 |
標識認識機能 | 〇 |
ヘッドアップディスプレイ | 〇 |
先行車発進おしらせ機能 | 〇 |
ハイビームアシスト | 〇 |
全方位モニターカメラ | 〇 |
残念ながら!?安全装置はオプションでした(悲)。
オプション価格は59,400円+77,760円=137,160円
もし新型スペーシアが安全装置全てを標準とし、価格的にN-BOX近辺じょどならばヒットの可能性大でしたが、少し不安です。
例えこれらの安全装置がオプションであっても、マイルドハイブリッド(Sエネチャージ)の高速道路燃費と加速性能は試乗でしかわかりません。
- ステレオカメラ
- 誤発進抑制機能
- 歩行者検知機能
- 車線逸脱警報装置
- ふらつき警報
- 他
安全装置ではホンダセンシングがとても素晴らしいので、新型スペーシアがどこまでそれに追いつけるのかもあります。※安全装置プログラムとセンサー次第なので。
ホンダセンシング安全装置詳細はこの記事にアップしてます。
⇒関連記事「新型ホンダN-BOXカスタム試乗でショックだったこと」
使いやすくなったポイント発見
またスズキにスペーシア・カスタム他を見に行きました。
カスタムの前席はホールド感あるデザインになり運転中もサポートしてくれる、そう営業マンのコメント。
ロードバイク趣味の私として気付いたポイントが2つありました。
- 荷室の地上最低高は先代より25㎜も低くなって510㎜
- 荷室にママチャリを楽に積む「くぼみ」がバンパーに設置
※27インチ自転車を楽に積める
男性ならカンタンに持ちあげて積める自転車でも、ママチャリは電動も多く20キロ以上あるモデルはざらです。
バンパーにある「くぼみ」は相当に役立ちます。
アナタが女性であれば、その便利さお分かりになるでしょう。
男性は「ヨッコイショ」という間もなく積めても、女性にはとっても喜ばれる最新?装備です。
さらに、これらも営業マンに自慢されました。
- 軽自動車初のフロントガラスへ投影されるヘッドアップディスプレイ
- 軽自動車初の車両後方にある障害物を検知し知らせる機能※誤発信抑制機能とは違います。
- 着座位置が高目で視界が良い
- フロントよりリヤシート着座位置が高い
- 室内高が軽で一番の1410㎜
- 27インチ自転車を楽に搭載できる
ホンダN-BOXのように安全装置標準でなくても、良く考えられた便利機能を発見できました。
顧客層が広げられていた
新型スペーシアはボディサイズ拡大で車高アップし、様々な使い勝手を良くしました。
その意図は車高と室内高を広げることで、顧客層も増やす!
そのデザイン&仕様変更の目的は、若い人達のニーズに応える+レジャーなど多目的に使えるようにしたことです。
従来の子育て世代+新たな顧客層を考えた結果が、車高&室内高アップにもつながりました。
新型スペーシア燃費はクラストップです。
さらにFFの「ハイブリッドG」なら、JC08モード燃費30キロを維持してるのがスゴイと感じました。
こんなにスペース拡大&使い勝手向上&安全に留意しながらリッター30キロ走行です。
もう1つ加えると、これほど顧客想定&用途が広い軽自動車は他にありません。
新型スペーシア発売のまとめ
新型スペーシアが12月14日発売となったので、翌年3月決算期まではN-BOXなどを競合車にすれば大幅値引の可能性大と考えます。
もう1つは、12月から3月のなら金利値引キャンペーンも実施されるので、安い金利適用でダブルでチャンスもあり得ます。
本日も最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
また「車の買い方【119番】」でお会いしましょう。
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